身元保証で繋がる終活通信

身元保証と死後事務によりおひとりさまシニアのもしもに、24時間体制で寄り添います。

散骨実例~第三者による身元保証人としての死後事務

『作家を志しててん』 『いつ見ても男前やなぁ』

Aさんがよく言っていた印象に残る言葉です。

「原稿見せて下さいよ」→『それはあかん。でも棺に入れてな』

最後の方は認知症状も進んでいたけど、

2年ぶりぐらいにエンディングノートの打合せ時に会った時も

『男前やなぁ』←僕のことを覚えてる。

 

そんなAさんの意思通りに散骨を。

f:id:KOBE_TSUNAGARI:20211117163200j:plain事前に粉骨、パウダー化されたご遺骨と共に、旧居留地前の港から、

六甲山系の西南端にある鉢伏山の南方海上、明石海峡大橋も見える、

北緯34度33分、東経135度03分付近へ向けて、いざ出航。

f:id:KOBE_TSUNAGARI:20211117163232j:plain

当日は生憎の曇天です。

f:id:KOBE_TSUNAGARI:20211117163310j:plain

花を手向ける担当スタッフ。

f:id:KOBE_TSUNAGARI:20211117163341j:plain

 

乗船スタッフ全員が、帰社後に異口同音に言っていたこと。

「散骨の瞬間、陽が差したんです」「パーってそこだけ明るくなった」などなど。

f:id:KOBE_TSUNAGARI:20211117163411j:plain

f:id:KOBE_TSUNAGARI:20211117163431j:plainやっぱり何かあるんでしょうかね。

Aさんが喜んでくれるのかなぁ。

 

そうそう、Aさん。

家財処分時に、棺に入れた原稿以外にたくさん出てきたで。

見たらあかんって言ってたけど、見てもうた。ほんでビックリした!

めっちゃ達筆っていうか、ホンマの作家やん。

そっちで書いてる小説、また見せてね。

 

いつ見ても男前より。